(経歴)
○17歳のときに福岡で極真空手を始める。翌年、東京城南支部へ移籍、選手・指導員を含め
10年間在籍した後、退団。 百道会を設立
○全日本総流派空手道選手権大会 中量級準優勝/重量級三位
皆さん、はじめまして。百道会 代表の中島です!
私自信、幼い頃に両親の離婚、そして父親の家庭内暴力などを体験しています。暴力を振われている母を前に、どうすることも出来ず泣いてばかりいる子供でした。そのような影響もあってか、とても消極的で内向的な子供でした。何をするにも周りを気にする子供で、周りの子供達とも上手くコミュニケーションをとることが出来ませんでした。
そのような体験を経て、物心がつく頃には「男は強くなくてはいけない!強くなければ大切なものも守れない」という思いを漠然とですが、心の片隅で持つようになっていたのです。しかし幼い私には現状を変える術もなく、消極的な性格のまま幼少期を過ごして行ったのです。
消極的で歪んだ考え方を持っていたが為に、悪さを仕出かし母親を呼び出されるようなことも度々ありました。振り返ると、悪いこと、人を傷つける様なことを平気でしておりました。本当に深く、深く反省しております。
それから、月日が流れると共に、自分を変えたいという想いは益々強くなっていきました。そんな十七歳のとき空手道に出会ったのです。空手の修練を通して、「消極的な自分を変えたい!強くなりたい!」と心から思いました。
翌年、高校卒業を機に上京し、兼ねてから憧れていた、極真空手・東京城南支部の門を叩いたのです。
本格的な空手修行の日々が始まりました。稽古の厳しさも想像を絶するものでしたが、志と若さの勢いも手伝い、二十一歳で空手の指導員となり順風満帆のように見えました。
しかしもう一方で、周囲の期待を背に、競技選手として結果を出さなければいけないというプレッシャーを感じていました。
今までに期待されたことなど無かった私は、期待されることの喜びを感じつつも、どんなことがあっても期待に応えなければいけないと自分を追込んでいったのです。
コミュニケーションが苦手だった私は、不安や悩みを誰かに打明けることも出来ず、自分の中に溜め込んでいったのです。心の中の天秤がゆっくりとマイナス思考に傾いていくのを感じました。過度のトレーニングによる疲労も重なり、心身共に疲労困憊していったのです。
その結果、自律神経失調症と診断されたのでした。
心身の過労による神経衰弱に悩まされる日々が続きました。何とかしなければと焦れば焦るほど、状況は悪くなるばかり。内臓疾患で入院したり、退院後も、身体の火照りや微熱、倦怠感などの症状に悩まされました。そのような心身状態のまま、修行する日々が続いて行ったのです。
そして、上京して十年が経つ頃でした。志半ばで空手修行というものに挫折してしまったのです。
帰郷した私を待っていたのは、喪失感、無力感、罪悪感、自己嫌悪という絶望的なモノでした。期待を込め、叱咤激励で可愛がってくれた、恩師の想いに応えることが出来なかったこと。そして何よりも、志を貫けなかった自分の不甲斐なさに打ちひしがれたのです。
それからしばらくは、無気力で悶々とした日々を送っていました・・。
ですが、自分の脚で立って、正面から問題を受止めなければ何も変わらないことも分かっていたのです。
そういった全ての思いを胸に、改めて、空手修行に本来求めていた「魂の向上」という人生修行を続けて行こうと心に誓い、再び空手着に袖を通したのです。
そして今は、さまざまな経験があるからこそ、より魂を磨くことが出来るのだと実感しています。空手修行という厳しい環境に身を投じることで、改めて、自分の弱さと向き合えたのです。そして自分の痛みを知ることによって、人の痛みを感じれるようになるのだと。
一見して、失敗や不運と思われるすべての物事には意味があるのです。そしてそれを活かせば「成功の素」であり、何より「気づき」という目に見えない「心」の財産と成り得るのです。
失敗という経験からいろいろなことを学び、自分に足りないものを勉強する機会も頂きました。マイナス思考だった私は「思考」というモノについて学び、考えるようになりました。そして、思考(考え方)というものは、自分を取り巻くすべての物事を司るということに気づいたのです。
元気・勇気・根気・笑顔・感謝・思いやりといった、豊かで素晴らしい人生を過ごすために必要なものは「肯定的思考」から生まれてくるということ。そして思考を肯定的にするための、その第一歩が、肯定的な「言葉」を使うことから始まると知ったのです。
キリストや釈迦の重要な教えにも「はじめに言葉ありき!」とある。また日本にも古くから言霊(コトダマ)と云われ、言葉には神秘的な力(タマシイ)が宿ると云われています。自分の使う言葉を豊かに、そして積極的にすることで人生を明るく素敵なものに進化していくことが出来るのです。
さまざまな経験により得ることの出来る「気づき」こそが、明るい未来へ向かうために必要な「神様からの贈り物」であると感じています。
そして、すべての物事は、自分の魂を成長させるべく神様が与えてくれた修行だと受止めています。
我々の先祖が必死に築き上げてきた、今在る豊かな日本に感謝すると共に、少しでも良くして後世へとタスキを繋ぐことこそが我々の使命であると考えています。
いつも肯定的な言葉で爽やかに!そして明るく元気に笑顔で人に温かくをモットーに精進して参ります!押忍!
※本文中に「魂」や「神様」といった言葉が出て来ますが、私(代表)は宗教家でも精神論者でもございません。一個人として、神的な考え方って素敵だな!と思っている幸せな人にすぎません。私自身、失礼なことをしてくる相手に対しては「ふざけるな!」と思ってしまう正真正銘の感情論者であります(笑)